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子どもの弱視・斜視

3.弱視は早期に発見を

患者 目を使う訓練をしないとどうして弱視になるのですか。
医師

わたしたちは、目の網膜に像が映っただけではものを見ることができません。その像が視神経を通って大脳に伝えられてはじめて見えるのです。この道筋を視覚伝導路といいます。
ものをはっきり見ることができにくい状態にあると、視覚伝導路に適切な刺激が与えられないことになります。子どもの視力の発達にはこの刺激が必要で、それのない状態だと視力の発達が止まり、弱視になるのです。

患者 片目が弱視になっても、もう片方の目が良ければ問題はないように思うのですが。
医師 右目と左目で見た像を脳で一つにまとめることを両眼視といいます。両眼視は最も高度な目の働きで六歳頃までに完成します。ものの正しい立体感や遠近感は両眼視によって得られるので、片目だけでは正しい見方ができません。
患者 弱視は治らないのですか。
医師 弱視が良くなるかどうかは、視力の発達がどの程度、またどれ位の期間おさえられているかによります。程度が強いほど、期間が長いほど、弱視の回復は困難になります。
患者 弱視は早い時期に見つけることが大切なのですね。
医師 三歳位までに弱視を発見できると、視力はかなり回復します。また親御さんの注意で予防することができますから、お子さんの視力の発達に注意することが大切です。乳幼児の目に少しでも心配な点があったら、必ず眼科を受診してください。また、三歳児健診での視力検査は必ず受けるようにしましょう。