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日本眼科医会 Webアクセシビリティ・ガイドライン

日本眼科医会Webアクセシビリティ・ポリシー

日本眼科医会は、眼科を専門とする医師の団体として1930年に創立されました。以来、国民のみなさまの目の健康を守ることを目的として、正しい眼科医療知識の普及啓発活動や、失明予防事業、視覚障害者対策事業、会員の資質向上などに取り組んでいます。1983年には厚生省(現在の厚生労働省)から社団法人として認可されました。

日本眼科医会Webサイト(以下、「本Webサイト」)は、そのような位置づけで活動する日本眼科医会が広く一般のみなさまに情報を発信する場として、「情報をすべての閲覧者に等しく届けられるWebサイト」を目指します。

できるだけ多くの環境や利用状況においてWebサイトの情報を支障なく得られるようにすること、あるいはその度合いを表す概念として「Webアクセシビリティ」があります。本Webサイトは、以下のポリシーに基づいてWebアクセシビリティの確保と向上に努めます。

  1. 本Webサイトは、できるだけ多くの環境や利用状況に対して、等しく情報を提供できるようWebアクセシビリティを確保します。
  2. 本Webサイトの運営にあたって、日本眼科医会は、Webアクセシビリティの重要性を認識し、その維持と向上に努めます。
  3. Webアクセシビリティを確保する基準を明確にするため、「日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン」を作成し、これを公開します。
  4. 本Webサイトや「日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン」に関して、広く皆さまの声を頂き、本Webサイト及びガイドラインをより良いものに改良していくことにも努めます。

「日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン」について

「日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン」は、JIS X 8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3部:ウェブコンテンツ」およびW3C 勧告である"Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0"をベースに、本Webサイトにおける情報の提供形態に応じて内容を吟味し、具体化させたものです。WCAG2.0における達成レベルはWebサイト全体でAを基準とし、状況に応じてAA、AAAの達成基準も導入します。

本Webサイトや「日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン」に関するご意見は、お問い合わせよりお聞かせいただきますよう、おねがいたします。

日本眼科医会Webアクセシビリティ・ガイドライン

1 知覚可能に関する原則

情報およびユーザインタフェースの構成要素は、ユーザが知覚できる方法でユーザに提示可能でなければならない。

1.1 代替テキストに関するガイドライン

すべての非テキストコンテンツには代替テキストを提供して、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などのような、ユーザが必要とする形式に変換できるようにする。

1.1.1 非テキストコンテンツ

画像、PDF、各種オフィスソフトウェアのファイルなど、ユーザに提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たす代替テキストがある。ただし、以下に挙げる場合は除く

  • コントロール、入力:非テキストコンテンツが、コントロールまたはユーザの入力を受け入れるものである場合、代替テキストは、その目的を説明する識別名を提供している。
  • 感覚的:非テキストコンテンツが、特定の感覚的体験を創り出すことを主に意図しているとき、代替テキストは、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。
  • 装飾、整形、非表示:非テキストコンテンツが、装飾だけを目的にしている、あるいは見た目の整形のためだけに用いられている、またはユーザに提供されるものではないとき、支援技術が無視できるように実装されている。

1.2 適応可能性に関するガイドライン

情報あるいは構造を損なうことなく、さまざまな方法(例えば、よりシンプルなレイアウト)で提供できるように、コンテンツを制作する

1.2.1 情報および関係性

表現を通じて伝達されている情報、構造、および関係性が、プログラムで解釈可能である。または、それらがテキストで提供されている。

1.2.2 意味のある順序

コンテンツが提供されている順序がその意味に影響を及ぼす際は、正確な読み上げ順序をプログラムで解釈可能にする。

1.2.3 感覚的な特徴

コンテンツを理解し操作するための説明を、形、大きさ、視覚的な位置、方向、または音のような、構成要素が人間の感覚に示す特徴だけで提供しない。

1.3 識別可能

ユーザが、コンテンツを見やすくしたり、聞きやすくしたりする。これには、前景と背景を区別することも含む。

1.3.1 色の使用

情報を伝える、何が起こるかあるいは何が起きたかを示す、ユーザの反応を促す、あるいは視覚的な要素を区別する唯一の視覚的な手段として、色のみを使用しない。

1.3.2 音声制御

ウェブページ上にある音声が3秒より長く自動的に再生される場合、その音声を一時停止あるいは停止するメカニズムを提供する、あるいはシステム全体の音量レベルとは別々に音量を調整するメカニズムを提供する。

1.3.3 テキストのサイズ変更

コンテンツあるいは機能を損なうことなく、テキストを支援技術なしで200%までサイズ変更できる。ただし、キャプションおよび画像化された文字は除く。

1.3.4 画像化された文字

使用している技術で意図した視覚的な表現が可能である場合は、画像化された文字ではなくテキストを用いて情報を伝える。ただし、以下に挙げる場合は除く

  • カスタマイズ可能:画像化された文字がユーザの要求に応じて視覚的にカスタマイズできる。
  • 必要不可欠:文字の特定の表現が、伝えようとする情報にとって必要不可欠である。

注記:ロゴタイプ(ロゴあるいはブランド名の一部である文字)は必要不可欠なものであるとみなす。

2 操作可能に関する原則

ユーザインタフェースの構成要素およびナビゲーションは操作可能でなければならない。

2.1 キーボード操作可能

すべての機能をキーボードから利用できるようにする。

2.1.1 キーボード操作

コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が単にユーザの動作の終点に依存しておらず、ユーザの動作による軌跡に依存して実現されている場合は除く。

2.1.2 フォーカス移動

キーボードインタフェースを用いてキーボード・フォーカスをそのページのある構成要素に移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてその構成要素からフォーカスを外すことが可能である。また、もしその操作が矢印キー、あるいはTabキー以外の操作を必要とするならば、キーボード・フォーカスをその構成要素から外す方法をユーザに知らせる。

2.2 発作の防止

光過敏性発作を引き起こさないようにコンテンツを設計する。

2.2.1 3回の閃光または閾値以下

ウェブページには、どの1秒間においても3回を超える閃光を放つものがない。あるいは、閃光は一般閃光閾値および赤色閃光閾値を下回っている。

2.2.2 ナビゲーション可能

ユーザがナビゲートしたり、コンテンツを探し出したり、現在位置を確認するのを手助けする手段を提供する。

2.2.3 ブロック・スキップ

複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロックを通過できるメカニズムが利用可能である。

2.2.4 ページタイトル

ウェブページには、主題または目的を説明したタイトルがある。

2.2.5 フォーカス順序

ウェブページが順番にナビゲートできて、そのナビゲーション順序が意味あるいは操作に影響を及ぼす場合、フォーカス可能な構成要素は意味および操作性を保持した順序でフォーカスを受け取る。

2.2.6 文脈におけるリンクの目的

それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストのみから解釈できる、あるいはリンクのテキストとプログラムで解釈可能なリンクの文脈とをあわせて解釈できる。ただし、リンクの目的が一般的にみてユーザにとって曖昧な場合は除く。

2.2.7 複数のページ探索手段

ウェブページ一式の中からあるウェブページを見つけることのできる手段が1つよりも多くある。ただし、ウェブページがプロセスの結果あるいはプロセスの中の1つのステップである場合は除く。

2.2.8 見出しおよびラベル

見出しおよびラベルは、主題または目的を説明している。

2.2.9 現在位置

ウェブページ一式の中でのユーザの現在位置に関する情報が提供されている。

2.2.10 セクション見出し

セクションの見出しを用いてコンテンツを体系化している。

3 理解可能に関する原則

情報およびユーザインタフェースの操作は理解可能でなければならない。

3.1 読みやすさ

テキストのコンテンツを読みやすく理解可能にする。

3.1.1 ページの言語

それぞれのウェブページのデフォルトの自然言語がプログラムで解釈できる。

3.2 予測可能:ウェブページの表示や動作を予測可能にする。

3.2.1 オン・フォーカスによる状況の変化

あらゆる要素がフォーカスを受け取る際、状況の変化を引き起こさない。

3.2.2 ユーザインタフェース要素による状況の変化

ユーザが使用する前にその挙動を知らせてある場合を除いて、ユーザインタフェース要素の設定を変更することで状況の変化を引き起こさない。

3.2.3 一貫したナビゲーション

ウェブページ一式の中にある複数のウェブページ上で繰り返されているナビゲーションのメカニズムは、繰り返されるたびに相対的に同じ順序で提供する。ただし、ユーザがそれを変更した場合は除く。

3.2.4 一貫した識別性

ウェブページ一式の中で同じ機能性を有する構成要素は、一貫性を持たせて識別できるようになっている。

3.2.5 ユーザの要求による状況の変化

状況の変化はユーザの要求によってのみ生じる。あるいは、そのような変化を止めるメカニズムが利用可能である。

3.3 入力支援

ユーザが間違えないようにしたり、間違いを修正したりするのを助ける。

3.3.1 入力エラー箇所の特定

入力エラーを自動的に発見した場合は、エラーとなっているアイテムを特定し、そのエラーをユーザにテキストで説明する。

3.3.2 ラベルまたは説明文

コンテンツがユーザの入力を要求する際は、入力箇所のラベルまたは入力方法の説明文を提供する。

4 ロバスト性に関する原則

コンテンツは、支援技術を含む様々なユーザエージェントが確実に解釈できるように十分に堅牢でなければならない。

4.1 構文解析

マークアップ言語を用いて実装されているコンテンツにおいては、仕様で認められているものを除いて、要素には完全な開始タグおよび終了タグがあり、要素は仕様に準じて入れ子になっていて、要素には重複した属性がなく、どのIDも固有である。

4.2 プログラムで解釈可能な識別名・役割及び設定可能な値

すべてのユーザインタフェース要素(フォーム要素、リンク、そしてスクリプトが生成するコンポーネントなどを含む)では、識別名および役割がプログラムで解釈可能である。また、ユーザが設定可能なステータス、プロパティ、そして値はプログラムで設定できる。そして、支援技術を含むユーザエージェントがこれらの項目が変更された通知を受け取ることができる。