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中高年からのロービジョンケア

8.白杖(はくじょう)を使用するにはどうしたらいいですか

視覚障害者(目が見えない者)が「白杖を携えること」は、本当は、道路法で法的に定められており、逆に「視覚障害者が白杖を携えて歩行しているときは、一時停止、徐行、通行を又は歩行を妨げないよう」とされています。
このように白杖は身体障害者手帳に該当する視力障害者(視野障害者も)の携帯義務になっており、盲人安全杖として身体障害者福祉法の補装具に認定されています。眼科で身体障害者手帳の診断書を書いてもらい、福祉課(更生相談所)に申請すると、希望する種類の白杖が支給されます。

白杖には、(1)周囲の状況や路面の変化などの情報を入手する(探り針として)、(2)安全を確保する(緩衝器、身体の支えとして、サポートケーン)、(3)視覚障害者であることを知らせる(シンボルとして)目的があります。この 3 つの作用を持つ白杖が通常の白杖として考えられ、ロングケーンと呼ばれています。
ロングケーンは、折りたためるコンパクトなものと直杖の形とか、アルミ製やカーボン製の材質のものがあります。3のシンボルとしてだけのシンボルケーン(ID ケーン)は短く細い携帯用のものです。

白杖の使用に当たっては、歩行訓練士の指導を受けるのが正式です。白杖の長さ、白杖の持ち方、白杖の振り方や先端(石突き)の使い方など、多くのことをマスターしてから、実際に使用します。よく杖代わりにして、からだを支えるだけの使い方をしている方を見かけますが、正しい使い方を教えてもらうのがいいでしょう。
歩行訓練士の所在が不明のことが多いので、とりあえずは盲学校なり、視覚障害者の福祉関連施設に問い合わせると、歩行訓練指導を受けることができます。