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子供が近視といわれたら

2.近視と遠視、どうちがうの?正視ってなに?

人間の目は、カメラと同じような構造になっています。カメラのレンズに相当するものを水晶体、フィルムに相当するものを網膜といいます。カメラで写真を撮るときはレンズが前後に動いてピントを合わせますが、人間の目では、水晶体がその厚みを増すことにより、無意識のうちにピントを合わせてものを鮮明に見ているのです。この働きを目の"調節"といいます。

正視と屈折異常

調節をしない状態で遠くを見たとき、網膜にきちんとピントが合う屈折状態の人を「正視」といいます。正視の人は遠くがよく見えるわけですが、実際には網膜にピントがきちんと合う人は少なく、大多数は屈折異常です。屈折異常では、網膜にピントが合わず、網膜の前後でピントが合ってしまいます。
網膜の前にピントが合う屈折状態の人を「近視」といい、逆に網膜の後ろにピントがくる人を「遠視」といいます。
近視や遠視という屈折異常を引き起こす大きな原因は、眼軸長といって目の前後方向の長さが異なることが考えられます。さらに、水晶体や角膜の屈折力の差によることもあります。強い近視ではほとんどの場合、眼軸が長いことが原因です。

遠視と乱視のなぜ

Q 遠視なのに視力が悪くなるのですか?
A

遠視は目がよい(遠くがよく見える)と、勘違いしている人も多くいます。しかし、実際には遠視の人は、目が調節しない状態で遠くを見たとき、網膜の後ろでピントが合っているわけですから、本当はよく見えないはずです。目には調節という働きがあるので、遠視の程度が軽ければ、調節の働きで水晶体を厚くし、網膜の後ろにきているピントを網膜に合わせて、はっきり見ることができます。そのため、多くの遠視の人はメガネをかけなくても、よく見える、よい目だと感じているのです。
遠視も度が強ければ、調節の働きを借りてもピントを合わせきれないために視力は悪くなります。また、軽い遠視で調節によってピントを合わせることができても、いつも調節を行っているために眼精疲労や、乳幼児の場合、内斜視などを引き起こすことがあり、注意が必要です。

Q 乱視も屈折異常の仲間ですか?
A

乱視は目に光が入る方向によってピントが合う位置がまちまちになっている現象です。わかりやすく大ざっぱにいうと、網膜にうつる画像はテレビ画面のようなものですから、その縦の縮尺と横の縮尺が同じでなく異なるために、上下や左右にだぶって見えたりします。
主に角膜のカーブのゆがみによる角膜乱視が原因で、厳密にいうと、乱視のない人はほとんどなく、ごく軽い乱視を含めると多くの人に乱視は見られます。多くの場合、近視や遠視の目にも乱視は合併しており、それぞれ、近視性乱視、遠視性乱視などといわれます。