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飛蚊症と網膜剥離 なぜ?どうするの

3.網膜剥離とは

網膜は光を感じてそれを伝える神経網膜と、その土台になっている網膜色素上皮の二層に分かれていて、神経網膜がその下の色素上皮から剥がれるのが網膜剥離です(図3)。

図3

神経網膜をつくる視細胞への栄養は、色素上皮を通して脈絡膜側から供給されているので、神経網膜が剥がれると栄養供給が途絶え、視細胞の機能が低下します。そのために光に対する感度も低下し、剥離部分に対応する視野が見えにくくなります。
破れたりしわになったフィルムではまともな写真が撮れないように、網膜剥離が生じると視野や視力が障害されます。大半の網膜剥離は神経網膜に孔(裂孔)ができて起こるので、裂孔原性網膜剥離(図4-a.b)と呼ばれます。それに対して孔を伴わない網膜剥離もあり、非裂孔原性網膜剥離といいます。

図4

非裂孔原性網膜剥離は、眼球内にできた腫瘍や炎症が原因のもの、あるいは高血圧や糖尿病などが原因で生じるものなど、なにか別の病気に続発して起きることが多く、治療するには、腫瘍や糖尿病などのもとの病気を治すことが大切となります。
このホームページでは、網膜剥離の最も代表的なタイプで、早期に手術が必要な裂孔原性網膜剥離について説明します。