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子どものIT眼症

7.どうすれば良くなるの?

IT眼症と診断がついた時点で最良の治療は、原因を断つこと、つまりIT機器の画面から遠ざかることです。年齢が小さい子どもほど、親がうまく対処すれば、原因を取り除くことができるでしょう。しかし年齢が高くなるほど、親よりも本人の自覚がなければ、原因を完全に断つことは非常に困難です。
それでも、長時間、同じ姿勢や同じ距離で行う視作業は、話題や興味を変えるなどの工夫によって中断すれば、回復可能な時間に短縮できるはずです。

また、度数や眼位の合ったメガネを装用するなどして、視覚性の原因を取り除くことは、重要かつ基本的なことです。時間は短くても、輻湊や調節の訓練を毎日続けるのも効果があります。

子どもはIT眼症の症状を早期に訴えることはありません。その分ご両親が気をつけて早期に発見するようにつとめましょう。ことに、原因不明のからだや心の症状がある場合、IT眼症の可能性もありますので、小児科医と相談してください。

輻湊(ふくそう)訓練

輻湊とは、いわゆる「寄り目」のことです。訓練には、キャラクターペンの人形などを、眼前約50cmから近づけ、両目でしっかり見るようにします。見る目標物は、鼻のようにはっきりしたポイントを選びましょう。図のように、両目が等しく内に「寄る」ことが重要です。
正常な輻湊(寄り目)の目安は、眼前6~8cm程度です。両目もしくは片目が内寄せできなくなったところが輻湊の限界です。その限界が眼前15cm以上であれば輻湊訓練をしましょう。一日に約5分間で20回くらい、保護者の方がペンを動かしながら、ゆっくりくり返します。常に両目で目標物を見るように、声をかけてください。

輻湊訓練では、両目が等しく内に寄ることが重要です。見る目標物(キャラクターペンの人形など)は、鼻のようなはっきりとしたポイントを選び、両目でしっかり見るようにします。顔に対して、ゆっくり真っ直ぐ目標物を近づけましょう。

また短期間に集中的にやるよりも、毎日持続して行った方が効果的です。歯磨きや入浴の前後に習慣化させると良いでしょう。

調節訓練

眼筋の緊張が続くと、上手にリラックスすることができなくなります。これを改善する訓練として、一日に2回程度、眼筋をほぐす調節訓練を行いましょう。具体的には5m以上の遠方にある目標物を決めて、約3分間、両目で見続けます。ぼんやりと眺めるような心持で行うと良いでしょう。