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糖尿病で失明しないために

7.失明を何とかしのぐ硝子体手術

硝子体出血や網膜剥離の手遅れになった状態には、硝子体手術という手段があります。
新生血管から出た血液を取り除き、出血の原因となる場所を電気で凝固し、はがれた網膜を元に戻し、はがれる原因となる場所にレーザーを当てて、再出血や網膜剥離の再発を予防する手術です。これは大変細かい操作を必要とする手術で、直径1mmの円筒形の器具に、ハサミ、ピンセット、吸引装置、電気凝固、レーザー、光ファイバーなど様々な装置を付けて目の前のほうから硝子体中に差し込み、顕微鏡を使って手術を進めます。

硝子体手術

この手術の成績は年々向上し、いまや多くの病院でほぼ80%の平均成功率をあげています。
ここでも成功率に大きな影響を及ぼすのは、やはり早期治療です。病状が比較的軽い、こじれていない段階で手術をすると、成功率が高く90%は視力が改善します。しかしひどくなってから手術した場合は、成功率は60%にまで下がってしまいます。早期治療すれば、文字を読んだり書いたりできる0.5以上の視力を保つ確率が高くなります。しかし重症になってからの手術では、手術が成功した場合でも、0.1以下の何とか自分のことは自分でできる程度の視力にとどまることが多いのです。このような手術を受ける事態にならないように、早めのレーザー治療の重要さが痛感されます。
治療の時期を逸しないように、たとえ自覚症状がなくとも定期的な精密眼底検査を受けることが大切です。