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糖尿病で失明しないために

2.糖尿病でなぜ失明するの?

三つの大きな原因

目は写真機にたとえられます。写真機の最も大事な機能はレンズとフイルムです。人の目にあてはめると、レンズは水晶体、フイルムは網膜(光や色を感じる神経が敷きつめられた膜)に相当します。レンズが濁っていたら光が写真機の中まで届かず、きれいな写真が撮れません。フイルムが傷んでいたらどんなによいレンズを通しても、映像は現像されません。

目のしくみとカメラ

糖尿病の場合には、レンズの濁りは白内障フイルムの傷みは糖尿病網膜症にあたります。糖尿病の患者さんが視力障害をきたす主な原因は、この二つの病気が最も多いのです。
それともう一つ、頻度は高くないのですが、血管新生緑内障があります。これは一般にいう緑内障とは違い、やはり糖尿病網膜症が原因になります。糖尿病網膜症が重症になると、虹彩(写真機でいうと「絞り」にあたる部分)に新生血管という、正常では存在しない血管が出てきます。このために眼圧(目の中の圧力)が高くなり、緑内障という病気になります。緑内障になると視神経が圧迫されて視界が狭くなったり、視力が低下し、ついには失明します。
糖尿病によって引き起こされる目の病気はほかにもいくつかありますが、この三つがよく耳にする病気だと思います。