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子どもの目の心身症 -心因性視力障害-

4.心因性視力障害とは

以前は、心理的ストレスと視力障害との関係がはっきりしているタイプが多かったのですが、最近では思春期に入ったばかりの子どもたちに、心理的な原因が必ずしもはっきりしているとはいえないタイプの心因性視力障害が増えています。視力障害は、0.4~0.6などの比較的軽い異常を示すことが多く、半数以上の子どもは本人が見えないことに気づいていません。学校の定期健康診断でみつかります。

8歳から12歳の子どもに最も多くみられ、女子では8~11歳に、男子では8~12歳に発症のピークがあります。男女差があり、女子は男子の3~4倍多くみられます。視力は悪いにもかかわらず、眼球自体には異常は発見されません。また、視神経や網膜の電気生理学的な検査をしても、異常はみつかりません。このような子どもをよく調べてみますと、学校や家庭で心の悩みを抱えていることがあります。このストレスが、視力障害の原因と考えられています。

視力を測定してみますと、測定のたびごとに視力が違っていたり、凸レンズと凹レンズを組み合わせて度のないメガネをかけると、視力が改善することもあります。地域差はなく、ちょっとしたストレスが原因となって視力低下がおこると考えられています。