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高血圧性網膜症

7.目に障害が起こった場合の治療

結論から先にいいますと、たとえ先に図でお示ししたようなかなりの重症例でも、高血圧性網膜症に対しての眼科的な治療はいりません。ただ例外は、何らかの理由で高血圧症の治療が遅れたり、中断されたりして、網膜血管や、網膜自体にも広い範囲で障害が起きてしまったような場合です。

このような患者さんには、まず先にご説明しました蛍光眼底撮影の検査が行われます。そして、血液の供給が不十分な領域が網膜に広くみられたり、むくみや出血があまりにひどいとわかった場合にのみ、糖尿病網膜症と同様の光凝固術という治療が行われます。

すなわち、重症の高血圧が放置され、いわゆる細動脈硬化性網膜症といわれるようなごく末期の方以外は、たとえ一時的に視力の低下があったとしても、眼科医の検査をきちんと受けていさえすれば、そんなに心配はいりません。