トップページ > 目についての健康情報 > 高血圧性網膜症 > 6.血管痙縮性網膜症の治療

高血圧性網膜症

6.血管痙縮性網膜症の治療

ですがご安心ください。以前は、たとえ医師の診断治療を受けても、このような網膜症を引き起こす重症な高血圧症の場合、生命の保証さえも万全とはいえませんでした。しかし現在では、状況が全くちがいます。精密な検査で原因が確定できた二次性高血圧症ならば、その原因疾患の治療をすれば、また原因が特定できない本態性高血圧症であっても、血圧の適正なコントロールでほぼ完全に治せるようになりました。

治療経過を、蛍光眼底検査という特殊な眼底検査を用いて撮った下の写真でごらんください。治療後の網膜細動脈が太くなって水漏れもとまり、血液が十分にまわって全体が明るくなっている様子がおわかりいただけると思います。

ですから問題はむしろ、網膜症による視力障害やなんらかの全身症状をともなう重症の高血圧症よりも、自覚症状があまりない中位の症状の高血圧症や、それより少し程度が重いくらいの高血圧症かもしれません。確実に動脈硬化へ進行する危険をなくすためにも、健康診断などでの眼底検査はすすんで受けてください。

治療経過写真

血圧がコントロールされてくるに従って、高血圧性網膜症が確実に治っていく状態を示しました。

治療を始めてから血圧が安定した半年後には、白いもやの様に見える血管からの水漏れも完全に止まり、きれいな網膜に戻っています。