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子どもの遠視

5.遠視と斜視

患者 遠視があると、どうして斜視になるのですか。
医師 私たちの目は、遠くから近くへと視線を移すときに、調節力をはたらかせてピントを合わせ、それと同時に、両目の視線を少し内側に寄せます。
ところが遠視の人は、遠くも近くもピンボケなので、遠くを見ているときからすでに調節力をはたらかせなくてはなりません。このとき調節にともなって、両目の視線も寄ってしまう人があり、内斜視になるのです。
患者 斜視になるとどのような困ることがあるのですか。
<内斜視>

内斜視の場合、右目で見るときと左目で見るときでは、黒目が同じ方向に動きません。

医師 私たちの目は、少しはなれて横に二つついているため、左右の目は少しちがった角度でものを見ることになり、これを頭のなかで一つにまとめてとらえると、立体感や遠近感が生まれます。これを両眼視機能といいます。
しかし斜視があると、両目で一つのものを見ることができないので、両眼視機能が発達しません。
また、途中から斜視になると、ものが二つに見えることもあります。もちろん斜視は、外見上も問題になります。