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子どもの遠視

2.遠視は屈折異常の一つ

患者 目は、どのようなしくみで、ものが見えるのですか。
医師 目は、カメラと同じようなつくりをしています。私たちがものを見ようとすると、外からの光は、角膜や水晶体でピント合わせの作用を受けて曲がり、網膜に投影されて像を結びます。その情報が視神経を通って脳に伝えられると、「見えた」と感じられるのです。
患者 目になにか特別な病気がなくても、よく見える人と、そうでない人がいるのはなぜですか。
医師 見ているものの像が、ちょうど網膜面でピントが合う状態を正視といいます。このとき、ものははっきりとよく見えます。
しかし、網膜面からずれてピントが合ってしまうと、網膜面上の像はピンボケとなってはっきり見えません。これが屈折異常で、網膜面より前でピントが合う目を近視、後ろでピントが合う目を遠視といいます。
ピントが合う位置を調整するために、近視では中央の薄い凹レンズを、遠視では中央の厚い凸レンズを通してものを見ると、よく見えるようになります。
患者 なにが原因で屈折異常になるのですか。
医師 遺伝的なものが関わることもありますが、多くの場合、特別な原因はありません。お子さんによって体格のちがいがあるように、眼球の長さとか、角膜や水晶体の屈折力が異なるために、屈折異常になるのです。
<目の構造とカメラ>

近視では中央の薄い凹レンズを、遠視では中央の厚い凸レンズを通してものを見ると、ピントが合う位置が調整されよく見えるようになります。