トップページ > 目についての健康情報 > アトピー性皮膚炎と目 > 6-2.アトピー白内障の手術

アトピー性皮膚炎と目

6-2.アトピー白内障の手術

ふつうの白内障に準じた手術による治療が行われますが、加齢性白内障より難しい問題がいくつかあります。白内障手術に加えて、網膜剥離の治療に精通した施設での治療が望まれます。

加齢性白内障と異なる点

  1. 網膜剥離や網膜裂孔(「7-4.アトピー網膜剥離の治療」参照)などを合併していることが多く、白内障の手術中にその合併症を確認する必要があります。同時手術が必要なことも少なくありません。
  2. 網膜剥離などの合併症がある場合には、眼内レンズの挿入ができない場合や、しないほうがよい場合があります。
  3. 水晶体を固定するチン小帯の可動性が大きいことがあり手術が技術的に難しい上に、手術後に網膜剥離などの定期的な眼底検査を行うために、大きめの前嚢切開を作ることが必要となります。
  4. 手術後に網膜剥離が発生したり進行したりすることがあり、定期的な経過観察が必要です。
  5. 眼瞼皮膚炎を合併していると、手術後の感染の危険性が高くなります。また、目のまわりをかいたり叩いたりすると、挿入した眼内レンズがずれる危険があります。予後をよくするために、皮膚科の治療も大切です。
  6. 眼内レンズの挿入ができない場合、メガネやコンタクトレンズにすることが検討されますが、眼瞼炎や結膜炎がひどいとコンタクトレンズもできないことがあります。