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アトピー性皮膚炎と目

6-1.アトピー白内障とは

目をカメラに例えると、カメラのレンズにあたるところを水晶体といい、この部分が白く濁った状態を白内障とよびます。白内障の原因で最も多いのは加齢によるものですが、その他に先天性、外傷、糖尿病などの全身代謝異常、他の目の病気によっても生じます。アトピー性皮膚炎によってもおこり、代表的な眼合併症のひとつです。
どうしてアトピー性皮膚炎に合併するのかはわかりませんが、皮膚炎にかかっている時期が長いほど、また顔の皮膚症状が重いほど白内障を合併する率が高いといわれます。目のかゆみのために目をこすったり、叩いたりする行為が関与している可能性もあります。アトピー白内障の水晶体の濁り方は、レンズの厚い部分(嚢)にヒトデ状・クローバー状に拡がる前嚢下混濁や、皿状の後嚢下混濁を示して、比較的特徴があります。これらの嚢下混濁の状態からあまり時間をおかずに、水晶体全体が濁る成熟白内障(膨潤白内障)に進んでしまうこともあります。

白内障があると、物がかすんで見えたり、まぶしく見えたり、二重に見えたりして、進行すると視力が低下します。片方の目だけに白内障が生じた場合、初めのうちはなかなか気づかないことも多いので、見え方がおかしいと感じたり、顔の皮膚炎が重症な方は、時々片目をかくして、見え方を確認してください。