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アトピー性皮膚炎と目

5.角膜の変形に影響? 円錐角膜の合併

円錐角膜は、両眼の角膜の真ん中より少し下が薄くなり円錐上に前に突出するために不正乱視になる、非炎症性の疾患です。思春期に発症して徐々に進行しますが、原因はわかっていません。アトピー性皮膚炎の患者さんに発症する頻度は0.5%程度ですが、一般人口と比較すると10倍以上の高率です。
円錐角膜の患者さんには始終目をこする動作がみられ、しかも利き手と同じ側の目が早く発症したり、あるいは重症になったりするといわれます。慢性的な目のかゆみのため始終目をこするという物理的刺激によって角膜実質が薄くなることが、発症の一因になっているという見方が有力です。

円錐角膜の治療は、まず専用に調整したハードコンタクトレンズの装用ですが、まぶたの皮膚炎や結膜炎の症状が強いと、レンズが脱落しやすく治療効果が上がりませんので、皮膚炎や結膜炎を同時に治療する必要があります。円錐角膜の程度が強いと角膜移植を行わなければなりません。