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アトピー性皮膚炎と目

3.アトピー性眼瞼炎

目の周囲の皮膚に、赤いまだら、湿疹、むくみ、ただれ、かさつきなどのアトピー性皮膚炎の特徴的な症状がみられ、かゆみをともないます。症状が軽い場合は皮膚がかさついてけばだち赤いまだらになる程度ですが、ひどくなると眼瞼(上下のまぶた)の皮膚が固く厚くなります。

<眼球の断面図>

眼球の断面図。眼球は、上下のまぶたに覆われています。

かゆみが強いためにまぶたを激しくこすったり、叩いたりして、まゆ毛やまつ毛が抜けてしまうこともあります。強くかいたり叩いたりすると眼球に病的な外力が加わり、角膜や結膜に障害がおこる度合いも高くなります。また黄色ぶどう球菌などの細菌感染や単純ヘルペスウイルスなどの感染をともないやすく、眼瞼皮膚炎、特にまぶたの縁におきた皮膚炎や角結膜炎を悪化させる原因となります。

さらにアトピー性眼瞼炎が悪化すると、症状がひどくなるのに相前後して、白内障、網膜剥離などのたいへん重い眼合併症が発症することが多いので、まぶたをこすったり、叩いたりすることは禁物です。本人はこすっていないと思っていても、あまりのかゆみに無意識に睡眠中にひっかいている方も多くみられます。
目の治療と同時に、皮膚科専門医を受診して、アレルギー反応を抑える、かゆみを抑える、感染を防ぐなどの症状に合った治療を受けることが必要です。