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ぶどう膜炎

5.ぶどう膜炎の治療

そもそも病気の治療の理想は病因に対しての根治療法です。しかし、ぶどう膜炎の多くは原因不明であるため、治療の目的は炎症をおさえて視力障害につながる合併症をいかにして最小限に食い止めるかにあります。

局所療法としては、炎症を鎮めるためのステロイド薬が有効で、点眼を始め眼の回りの組織に注射する場合もあります。ステロイド薬をやめた時には非ステロイド性抗炎症薬が用いられます。また、散瞳(さんどう)薬を用いて虹彩が癒着するのを防ぎ、虹彩・毛様体のうっ血を解消し、安静をたもち痛みをやわらげるようにします。

眼の奥の炎症が強い場合はステロイド薬や免疫抑制薬の全身投与が行われます。一般にステロイド薬の全身投与の場合、副作用ばかりが強調される傾向がありますが、症状にあわせて必要量を適切に使えば大変効果の高い薬です。ステロイド療法は症状の改善にともない徐々に量を減らしていくので、ある程度長期戦となります。ステロイド薬はこのさじ加減がポイントです。自覚症状が改善したからといって、自己判断による急激な減量や中止はかえって炎症を再燃させ、長引かせる危険がありますので注意しましょう。また、ステロイド薬はホルモンの一種ですから一日のうちで分泌量が変わります。このため最も効果的かつ副作用を少なくするため、朝に多く、夕方に少なく服用するようになっていますので飲み方にも注意して下さい。免疫抑制薬のなかには同じ量をのんでも人によって効き目が違い、治療に有効な薬の量を決めるために血液中の薬の濃度を測定しなくてはならないものもあります。副作用のチェックのためにも定期検査は重要です。