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網膜剥離
5.網膜剥離の原因―硝子体の変化
網膜剥離がおこるときには、網膜裂孔の近くで網膜を剥離させるように引っ張る力がかかっています。この力のおおもとは
硝子体は眼球の容積の最も大きな部分をしめる、ちょうど卵の白身のような透明なゲル状の組織です。成分の99%以上が水ですが、硝子体線維という目に見えない細かい線維が水を含んで膨らんでいます。
白身が穀の内側にくっついているように、硝子体は眼球の内側、つまり網膜の表面に癒着しています。
若い時には均一な硝子体は、年齢とともに線維が少しずつこわれて水だけの部分(液化腔)が増えてきます。若い網膜剥離の患者さんではこのような変化が通常より早くおこっており、網膜表面に硝子体の異常な収縮力がかかっています。
普通50歳代頃から、水だけの部分が広がった硝子体が網膜の表面からはずれる現象がおこります。これを後部硝子体剥離といい、正常でもおこりうる年齢的な変化です。しかし後部硝子体剥離がおこるときに、網膜にうすい部分や、硝子体が異常に強く癒着しているような部分があると、そこで網膜を引っ張って網膜裂孔を作り、癒着がはずれずにさらに引っ張ると網膜剥離がおこります。
網膜剥離のおこり方
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硝子体の中に液化腔ができる。

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硝子体の液化がすすむと、後部硝子体剥離がおこる。

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異常な癒着のある部分で網膜裂孔ができる。
硝子体の引っぱる力によって、液化した硝子体が裂孔をとおって網膜下に流入して、網膜剥離がおこる。