眼瞼下垂に悩むかたへ

5.眼瞼下垂に似た偽眼瞼下垂(にせがんけんかすい)

まぶたを開けようと思えばしっかり開くのですが、皮がたるんだり、すぼめて見たり、また、眼がへこんでしまってまぶたが下がって見える状態です。

まぶたを上げる筋肉や腱自体には問題がないため、 偽眼瞼下垂といわれます。治療はそれぞれの原因に対して行います。

偽眼瞼下垂の原因と治療

●まぶたの皮のたるみ : 加齢のためにまぶたの皮膚がたるんでしまい、それがまぶたのふちをこえてしまった状態です。治療はたるんだ皮の切除です。

●眉下垂 : 顔面神経麻痺後や加齢によって、眉が下がってしまった状態です。眉を上げて固定する手術を行います。

●眼瞼けいれん : まぶたを閉じる力が強くなりすぎて、眼が開けにくい状態です。まぶたにだけ症状 がある場合と、顔の半分全体に症状がある場合があります。治療は通常、ボツリヌス毒素の注射やまぶたの手術を行いますが、動脈瘤が原因となっている場合にはその治療を行います。

まぶたが下がってきたみたい 挿絵

●無眼球・小眼球 : 義眼がうまく入るような手術を 行います。

●眼の周りの骨折 : 骨折の整復手術を行います。

●甲状腺眼症で眼が下を向いてしまい、上まぶたがつられて下がってしまった場合 : 眼を正面に向ける手術を行います。

●甲状腺眼症で片方の目が大きく見ひらいて、反対側が下がって見える場合 : 大きく開いた方のまぶたを下げる手術を行います。

●外斜視の片目つむり : 外斜視ではしばしば患者は片目をつぶっており、反対側が眼瞼下垂のようにみえます。治療は斜視の手術です。