眼瞼下垂に悩むかたへ

2.眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?

眼瞼下垂は、まぶたが下がってきて見にくくなる病態です。その原因は、上まぶたを上げる筋肉の力が弱くなったり、その付着部である腱けんが弱くなったり、はがれたり、また、穴が開いたりすることです。症状は見にくさの他、眠そう、肩こり、頭痛、疲れる、などがあります。

眼瞼下垂は大まかに三つに分類することができます。一つめは生まれつきの眼瞼下垂、二つめは大人になってからなる眼瞼下垂、三つめは眼瞼下垂にみえるのだけれどもまぶたを上げる筋肉や腱には異状のないにせ眼瞼下垂です。

患者さんの症状は共通ですが、その病態によって治療法が変わってくるので、正しく病態を理解しておくことが大切です。

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多くの眼瞼下垂に対する治療は手術です。単にまぶたを上げる筋肉の付着部が弱くなったり、はがれたり、穴が開いたりしている場合には、それを補強したり修復したりするだけですみます。しかし、筋肉自体の力が弱くなっている場合やまぶたを上げる神経が麻痺している場合には、おでこの力を利用して、眉の部分とまぶたの間にトンネルを作って、そこに人工の素材や筋膜を通してつり上げます。

偽眼瞼下垂では、まぶたを上げる筋肉や腱には異 状がないので、それぞれの原因に対する治療を行います。

手術的にまぶたを上げること自体はさほど難しいことではありません。しかし、形や左右のバランスを整えたり、眼の表面に対する配慮が必要となるなど、眼瞼下垂に対する手術はなかなか骨の折れる手術です。

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