白内障手術と眼内レンズ 眼内レンズを上手に選ぶために

8.単焦点眼内レンズ

一つの距離にピントを合わせる眼内レンズです。ピントを合わせたい距離を予め決めておき、手術を行います。ピントを合わせた距離以外のところは、メガネでピントを調整します。

●遠くをメガネ無しで見たい場合は、遠くの距離にピントの合う度数の眼内レンズを選び、手術をします。手元は裸眼では見えませんので、術後に老眼鏡を作って、近方にピントを合わせるようにします。

●近くをメガネ無しで見たい場合は、手元にピントの合う度数の眼内レンズを選び、手術をします。遠くは裸眼では見えませんので、術後にメガネ(近視のメガネと同じです)を作って、遠方にピントを合わせるようにします。

近くを見たいといっても、スマートフォンとコンピュータでは距離が違いますし、また患者さんによっては楽譜をハッキリ見たいとか、料理の時の手元をしっかり見たいというような方もおられます。手術前に、ご自身の希望をお伝え下さい。それに応じて眼内レンズの度数を調整します。

また、遠くをハッキリ見たいといっても、車の運転と、3m 先のテレビでは距離が違ってきます。やはりご自分の希望を手術前に決め、主治医にお伝え頂くことが大事です。
ただし、片眼だけ手術をするのか、両眼手術をするのかで、度数合わせが変わってくることがあります。片眼手術の場合は、手術をしない方の眼とのバランスが重要だからです。主治医の先生とよくご相談下さい。

単焦点眼内レンズのピント合わせ

近くを見る時にはピントが合う → 遠くを見る時にはピントが合わない

挿絵


遠くを見る時にはピントが合う → 近くを見る時にはピントが合わない

挿絵