白内障手術と眼内レンズ 眼内レンズを上手に選ぶために

7.単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ

眼内レンズは機能の面から、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズに大きく分かれます。
若いときの人間の目は、水晶体の厚さや形を変化させることによって、遠くから近くまでピントを合わせることができます。老眼になると、ピントを合わせる能力が衰えてきて、ピントを合わせづらくなり、最終的には一つの距離にしかピントが合わなくなります。
眼内レンズは、若い目の水晶体のように、目の中で厚さや形を変えることができません。ですので、白内障手術で水晶体を単焦点眼内レンズに取り替えると、老眼の状態と同じように、一つの距離にしかピントが合わなくなります。

若いときの水晶体のピント合わせ

若いときの水晶体のピント合わせ

それにたいして、多焦点眼内レンズは形状を工夫することにより、二つの距離(遠くと近く)にピントが合うようになっています。
単焦点眼内レンズの手術は保険診療で行うことができますが、多焦点眼内レンズの手術は保険診療でカバーされません。後ほど詳しく説明します。

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ