黒いものが飛ぶ 飛蚊症
7-1. 年をとることによっておこる硝子体の変化(1)
40代になると、透明なドロッとした玉子の白身のような硝子体は組成が変化し、硝子体の内に液体がたまった小部屋のようなものができてきます。これを
さらに年をとりますと、液体のたまった小部屋はどんどん大きくなり、一方硝子体そのものは収縮してしまいます。この硝子体の変化によって生じた硝子体の濁りが飛蚊症の原因になることがあります。
黒いものが飛ぶ 飛蚊症
- 1.はじめに
- 2. 飛蚊症のことばの意味
- 3. 硝子体について
- 4. 飛蚊症は硝子体の濁りによっておこる
- 5. 飛蚊症の原因
- 6. 生まれつきの飛蚊症
- 7. 生後現れる飛蚊症
- 7-1. 年をとることによっておこる硝子体の変化(1)
- 7-2. 年をとることによっておこる硝子体の変化(2)
- 7-3. 後部硝子体剥離の好発年齢
- 7-4. 後部硝子体剥離が引き金となっておこる病気
- 7-5. 注意を要する網膜裂孔
- 7-6. ぶどう膜炎
- 7-7. 硝子体出血
- 7-8. その他
- 8. 飛蚊症の自覚の仕方
- 8-1. 後部硝子体剥離の場合
- 8-2. 生まれつきのもの、離水によるものの場合
- 9. 飛蚊症を自覚したら眼科を受診する
- 10. 網膜裂孔は外来で治療できる
- 11. 原因に応じた治療の早期開始が大切である