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子どもの弱視・斜視

5.弱視の二つの意味

患者 弱視というと、目が非常に不自由な人のことをいうのだと思っていました。
医師

そうですね。弱視という言葉は二つの意味で使われるために誤解されやすいのですが、そのことをお話しましょう。

  • (A) 眼科で使われる弱視は病名で、今までお話したように、子どもの視力の発達が何かの原因で妨げられてしまうことです。
  • (B) 次は教育の場や、社会生活を送る場合に使われる弱視です。これは両目に病気があって視力が悪く、目を使って教育を受けたり、社会生活を送っていくことが非常に不自由な状態を指します。
患者 (B) の意味で使われる場合、どれ位の視力を弱視というのですか?
医師 メガネを使った、両目の矯正視力が0.04以上0.3未満を弱視といいます。
患者 それでは普通の人と同じように生活するのは大変なわけですね。
医師 しかし視力が0.04以上あれば、点字を使わなくても文字を大きくしたり照明を良くするなどの工夫で、目を使った教育(弱視教育)ができますし、職業訓練も可能ですから、そう悲観することはありません。
患者 医療の面では何か対策がありますか。
医師

弱視眼鏡など現在より少しでも見えるようにする方法があるかもしれないので、眼科医とよく相談することが大切です。