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知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―

2.眼のしくみと加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは、老化に伴い、眼の中の網膜というカメラのフィルムにあたる膜の中心に出血やむくみをきたし、視力が低下する病気です。放置すると進行して、視力の回復が不能になってしまう、厄介な病気です。現在視覚障害の原因疾患の4位で、福岡県の久山町で行われた健診結果では発生率が50歳以上の0.87%でした。男性に多く、近年、高齢化社会になるにつれ、その増加が問題になってきております。

●眼のしくみと黄斑
眼は、カメラにたとえられますが、眼の内側に網膜という、フィルムにあたる膜があります。網膜には、視細胞といって、ものを見るための細胞がぎっしりならんでいます。網膜の中心部は黄斑部とよばれ、特別な構造になっており、細かいものを識別したり、色を見分ける働きをもった部分で、網膜の中では一番大切な場所です。人が視力1.0を得るには、黄斑部が健全でなければなりません。黄斑部が障害されると、周囲は見えても、細かいものの識別ができなくなります。
網膜の外側には、脈絡膜という、血管に富んだ膜があります。一般に加齢黄斑変性は黄斑部の後ろの脈絡膜に新生血管という、にわか作りの異常血管が発生し、黄斑部を障害する病気です。

眼のしくみ