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知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―

1.はじめに

人間は情報の80%を視覚から得ていると言われております。しかし、残念なことに加齢とともに、眼に様々な病気がおき、車の運転、ゴルフ、読書や、手芸などの楽しみが奪われることがあります。なかでも加齢黄斑変性は、高齢者に多い病気で、視力の中心となる黄斑部がやられる厄介な病気のひとつです。

加齢黄斑変性は、欧米では、中途失明の原因疾患の第2位として深刻な病気であることが以前から知られていました。最近日本でも高齢化に伴い、患者数が増加しております。かつては有効な治療に乏しかったこの病気も、最近治療が進歩し、進行をくいとめる、あるいは改善させる可能性が期待されるようになりました。

この小冊子が、加齢黄斑変性を理解するのにすこしでも役に立てば幸いです。

聖路加国際病院眼科部長
聖路加国際大学臨床教授 大越貴志子