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色覚異常といわれたら

7.社会とのかかわり

これまで長い間、プライバシー保護の観点のないまま、「石原色覚検査表」を用いた色覚検査が学校での健康診断で行われてきました。検査を横から覗いていた友人に「こんなのが読めないの?」と驚かれ、その延長線上で色覚異常の人は不当に差別されてきました。

だからといって色覚検査そのものが悪いわけではありません。色覚異常があった場合、自分自身でそのことを知っていればいろいろな対策を立てることができるからです。例えば、物の色を覚えると人の顔を緑に塗るような色使いはしなくなります。これも一種の学習で、クレヨンや色鉛筆に色が分かるように色名を付けておくことは大切な学習補助になります。

学校現場でも色覚異常に対する理解が進んできています。緑の黒板には赤のチョークは使わず、白か黄色のチョークで書くように学校の先生は注意しているはずですし、現在使われている教科書には、色のバリアフリーに配慮した色使いが工夫されています。

社会に望まれることは、色覚異常の人がいることを前提とした環境を作ることです。その人たちが色混同や色誤認をおこしにくく、色覚正常な人にも色覚異常の人にも心地よいと感じられるようなユニバーサルデザイン化を推進していくことが大切です。