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色覚異常といわれたら

2.きちんと診断を受けましょう

人間の目の網膜には、2種類のセンサーがあります。1つは「杆体(かんたい)」というセンサーで、明るさに非常に鋭敏に反応しますが、色の知覚には関与していません。もう1つが「錐体(すいたい)」というセンサーで、色を見分けたり、細かいものを見たりするものです。緑の光に主に反応する「M-錐体」、赤の光に主に反応する「L-錐体」、青の光に主に反応する「S-錐体」があります。

色覚異常は網膜にあるこれらの錐体の異常が原因です。M-錐体(緑錐体)に異常があると2型色覚、L-錐体(赤錐体)に異常があると1型色覚です。お子さんがどちらのタイプなのか、その程度はどうなのか、一度、きちんと眼科専門医の診断を受けましょう。S-錐体(青錐体)の異常は非常にまれなのでここでは触れません。

目と網膜の断面図

●2型色覚と1型色覚の違い
タイプ原因頻度・特徴
2型色覚 M-錐体(緑錐体)の機能不全、あるいは欠損 日本人男性の4%弱。黄緑と橙、緑と茶や灰色、青と紫、ピンクと灰色などを混同しやすい。
緑は普通の明るさに見え、薄暗くはならない。
1型色覚L-錐体(赤錐体)の機能不全、あるいは欠損 日本人男性の1%強。
上記の2型色覚の色混同の特徴に加え、ピンクと水色も混同しやすい。
赤が薄暗く見える。
●色覚検査について
色覚異常のスクリーニングには通常、「石原色覚検査表」が用いられます。このスクリーニング検査で色覚異常と判定されると、次に、そのタイプを調べます。
2型色覚と1型色覚を正確に区別するにはアノマロスコープという特殊な器械が必要ですが、通常は「標準色覚検査表」をはじめとした各種の色覚検査表や、パネルD-15テストという色並べ検査結果で診断します。
程度分類にもこのパネルD-15テストが使われます。このテストをパスすれば「中等度以下の異常」、パスしない場合は「強度異常」と判定されます。