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白内障手術を受ける方へ 知っておきたい白内障術後のケア

5.手術後、見え方の変化はありますか?

1)まぶしいと感じます(羞明)

手術の翌日から、少しまぶしすぎるように感じることもあります。手術前は濁っていた水晶体を通して見ていたのが、手術で急に濁りがとれて大量の光が入るために起こることの多い自覚症状です。
手術の直後はかなりまぶしく感じるものの、時間が経過するとあまり感じなくなってきます。まぶしさが続くようであれば、サングラスをかけることをお勧めします。

2)青みを帯びて見えます(青視症)

以前よりも物が少し青みを帯びて見えます。手術前は、水晶体が加齢によって黄色味を帯びており、青色をはじめとする短波長の光が目に入りにくくなっていました。眼内レンズはその短波長の光を通します。したがって、手術前よりも青色の光が目に入りやすくなっているのです。
手術後はこのように、色の感覚が少し変化することがあります。両眼手術すると気にならないのですが、片眼だと気になります。時間が経つと気にならなくなる人がほとんどですが、気になる人は薄い茶系のサングラスを使うとよいでしょう。

3)黒いものが飛んでいるのに気がつきます(飛蚊症)

手術後、視野に黒い虫のようなものが飛んでいることに気がついたり、以前よりも黒いものが増えているのに気づくことがあります。前は霞んで見えていたので気にならなかった「飛蚊症」が、手術後にかえって気になるのです。
これは、水晶体の濁りをきれいに除去しても硝子体の部分(2.白内障の手術はなぜ必要ですか?参照)は以前のままのところに、手術後、目の中に入る光の量が増えて、目の中の硝子体にある混濁が鮮明に網膜上に影として写しだされるようになったためです。ほとんどの場合、病気ではなく生理的な混濁が原因です。
時間が経つにつれてあまり感じなくなりますが、網膜剥離などの前兆として現れることもありますので、眼底検査を受けるのがよいと思います。

4)視野の周囲に幕があるように感じることがあります(グレア)

眼内に入る光の方向によって、光が眼内レンズのふちで反射して、視野の周辺に三日月形の雲のような像を生じることがあります。見え方や視力に悪影響を及ぼすことはありません。
最初は気になるかもしれませんが、しばらくするとあまり気にならなくなる方がほとんどです。