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中高年からのロービジョンケア

7.外を歩く時にはどんな注意が必要ですか

歩行では「視力が 0.1 以上あれば動作にほとんど不便はなく、0.05 の視力があれば 2 ~ 3 メートル以内の物なら、かなりの物が判別でき、0.01 程度だと慣れた道なら、歩車道の区別や大きな標識の識別が可能」(市川宏ほか、1984)と言われています。

したがって、かなりの視力障害でも歩行自体は問題ありませんが、周囲環境の把握(特に視野障害のある方)が悪く、例えば、歩道上の障害物(自転車など)、僅かな段差、建物からの突起物などに気がつかないために、大怪我をすることに留意してください。(裏表紙に視力障害及び視野障害の程度による見え方を示しています)

外出時の基本的な注意は、予め行き先の最も安全な道程を考えてから行動する習慣をつけることです。もし、一人での外出が危険であると判断する場合は、ヒューマンガイドテクニック(ガイドヘルプ)を身につけた方(家族やボランティア)に、手引きしてもらいます。白杖でなくても杖を常用し、歩行の助けをする習慣もいいでしょう。道路の凸凹や段差も判断しやすくなります。

夜間は、道路の水溜りの判断を確実にすること、携帯ライトを常用することも大切です。身体障害者手帳を持っている方は白杖の支給がありますので、可能な限りこれを使うのが得策です。(使用に当たっては専門的な訓練を受ける必要があります。「8.白杖(はくじょう)を使用するにはどうしたらいいですか」参照)

ヒューマンガイドテクニック(ガイドヘルプ)

白杖には折り畳み式もあります。2人分の幅で歩く、階段では一段後ろを歩く、狭いところは一歩真後ろを歩く、等があります。