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中高年からのロービジョンケア

4.見るための補助具にはどんなものがありますか

(1)文字や視対象を拡大する補助具:

最もよく使われます。

・拡大鏡-
弱視眼鏡(図1)、手持ち型拡大鏡、卓上型拡大鏡(図2)
・単眼鏡 -
双眼鏡と同じ理屈で良い方の眼で見ます。手持ち式(図3)、眼鏡式(図1)
・拡大読書機-
モニター部と読み取り装置(カメラ部)からなり、カメラで拡大された文字や図などがモニター画面に映しだされます。拡大鏡よりも倍率を上げることができ、視力が 0.01 程度でも利用できます。白黒反転機能が有効な人も多くいます。据置式拡大読書器(卓上式拡大読書器もあります)(図4)
・電子タブレット-
iPad(図5)も有用です。

(2)コントラストを上げる補助具:

コントラストシート(図6)、拡大読書器や遮光眼鏡も有効です。

(3)眩しさを減じる補助具:

遮光眼鏡が最適です。多くの眼疾患は光に対して眩しさ(羞明)を感じ、視力低下の原因にもなっています。(図7)

(4)視野異常(半盲など)をカバーする補助具:

凹レンズが便利です(図8)。見えない部分をプリズムで見える視野内に移動させる方法もあります(膜プリズム)。

図1 :眼鏡式拡大鏡(弱視眼鏡)─ 単眼鏡、複眼鏡
図2 :手持ち型拡大鏡(ルーペ)
図2 :卓上型ライト付拡大鏡(ルーペ)
図3 :手持ち式単眼鏡
図4 :据置式拡大読書器
図5 : iPad
図6 :コントラストシート

図7 :遮光眼鏡

クリップオンタイプ遮光眼鏡,クリップオンタイプ,オーバーグラス,偏光眼鏡の写真

通常は短波長領域(青いろ)が眩しさの原因になっていますので、この領域の光をカットする遮光眼鏡が有用です。個人差がありますので、戸外で実際に個人個人に合った遮光眼鏡を作って下さい。

図8 :凹レンズによる視野の拡大

凹レンズ(-10D~-16D)を通してみると、像は小さくなりますが、視野が広く見えますので、前方に何があるかを確認できます。