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糖尿病で失明しないために

6.予防のエースはレーザー光凝固

最終末期の状態になる前の、有効な予防手段はレーザー光凝固術です。これは新生血管が出てくるのを予防したり、すでに出てしまった新生血管を焼きつぶして出血するのを予防する治療です。決め手はやはり早期治療で、定期的な精密検査を受けて的確な治療の時期を決めることにあります。

レーザー光凝固の原理

太陽光線を虫メガネで集めて黒い紙に当てると焦げますが、レーザー光凝固の原理はこれと同じで、レーザーの光を熱エネルギーに換えて眼底の悪い部分を焼くことになります。外来通院で治療でき、点眼麻酔だけで安全に行えます。まぶしいということはありますが、ひどい痛みなどはあまりありません。部分的に焼く場合と、眼底全体を焼く場合とで異なりますが、一回につき数十から数百個の凝固を行います。一個の凝固は直径0.2~0.5mm、照射時間は0.1~0.5秒が平均的で、ちょうど写真のフラッシュをたかれたのと同じです。
レーザー治療は、早い時期であれば80%に有効で、時期が遅くなると有効率は50~60%に低下します。この治療は予防治療なので、レーザーを受けたからといって視力が良くなることはありません。しかし、将来の安定した視力を確保するために最も大切な治療なのです。