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40代からの緑内障
9.緑内障の治療
視神経は、一度そこなわれると回復することはできません。そのため緑内障の治療の目的は、緑内障がそれ以上進まないようにすることです。早期に発見して、より早く治療を始めることが、緑内障による失明を防ぐ決め手となります。
治療の原則は点眼薬
緑内障の点眼薬には2種類あります。ひとつは房水の産生をおさえるもの、もうひとつは房水の流出をよくするもので、どちらも眼圧を低下させるのが目的です。
点眼薬は、患者さんの様子をみて、低濃度から高濃度のものに変更することがあります。また点眼薬が2種類以上に増えることもあります。眼圧を低下させるために、内服薬を使うこともありますが、副作用があるため長期間は使用できません。

最近の緑内障の点眼薬は、目や全身への副作用が少なくなりましたが、異常を感じたらすぐに眼科医に相談してください。また喘息、心臓病、腎臓病などの持病のある患者さんも、かならず眼科医と十分相談してから薬物療法を行ってください。
点眼の注意
- 点眼の回数や量を守ってください。
- 1回の点眼は1滴で十分です。
- 点眼した後は、目頭を軽くおさえてください。
- 2つ以上の目薬を使用するときは、5分以上間隔をあけて点眼してください。

レーザー治療
薬物療法だけでは眼圧が下がらない場合、レーザー治療を考えます。メスの替わりにレーザー光を用いるので、眼球に切開を加えずにすみます。また外来でも行うことができます。なかでも閉塞隅角緑内障には効果があります。しかしレーザー治療はどのタイプの緑内障にも適応できるわけではなく、眼科医との十分な相談が必要です。
手術治療
薬物療法やレーザー治療でも効果が思わしくないときに行います。眼球を切開して房水が通る道を拡げたり、新しくつくったりして眼圧を下げますが、ときに再手術が必要になることもあります。
先天緑内障や急性の閉塞隅角緑内障では、まず手術治療を選択します。近年の医学の進歩によって緑内障の手術は安全・確実になり、安心して手術が受けられます。