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ぶどう膜炎

7.サルコイドーシス

サルコイドーシスもやはり厚生省の特定疾患医療に指定されている病気です。サルコイドーシスは20代と60代に緩やかなピークを持つ分布を示し、特に50代以降は女性に多く、全体として女性が男性の約2倍です。

サルコイドーシスは眼以外に肺、皮膚、心臓、リンパ節、唾液腺(だえきせん)、神経、肝臓、脾臓(ひぞう)、筋肉、腎臓(じんぞう)、胃と非常に多彩な臓器に肉芽腫(にくがしゅ)性病変を起こします。

眼に現れる症状のぶどう膜炎は日本人の場合は60~70%に見られますが、外国の症例では20~30%と少なく民族差がみられます。日本人の場合には、視力がおちた、ぼやけて見えるといった症状から眼科を受診し、特徴のある炎症症状から全身を検査してサルコイドーシスと診断される場合も多くあります。胸のX線写真、血液検査、ツベルクリン検査の陰性化等は重要な所見です。サルコイドーシスは結膜や皮膚などに結節をつくるので、その組織をとって病理検査をする場合もあります。

ぶどう膜炎の治療はステロイド薬・散瞳薬の点眼、眼底病変が強い場合はステロイド薬の内服を行います。炎症が強い場合には続いて緑内障も生じやすく注意が必要です。